昨年、今年はスズキが良く釣れる。この日の1匹目のスズキと2匹目のスズキ
では体の模様が明らかに違っている。 これは調べてみなければなりません。
側線に添って黒い斑点、背ビレにも黒い大きな斑点がある方は、タイリクスズキ
(俗名ホシスズキ)でした。もともと中国産のスズキを養殖用に輸入したものが
逃げて繁殖したもののようで、最近まで日本にはいなかった外来種である。
学名がまだ確定していないのだそうだ。

標準和名 学名
スズキ(鱸) Lateolabrax japonicus
ヒラスズキ Lateolabrax latus
タイリクスズキ Lateolabrax sp.
スズキ : スズキ目・スズキ亜目・スズキ科に分類

成長につれて呼び名が変わる出世魚であり、性転換をする魚でもある。
ヒカリゴ 5cm前後 体が光って見える
コッパ 当歳魚 小葉と書く
セイゴ 25cm前後
フッコ・ハネ 2〜3年魚 30〜50cm台(関西はハネ)
スズキ 4年魚 60〜100cm
地方により呼び名・定義はまちまち

タイリクスズキの出現
「瀬戸内海に新種のスズキがいるらしい」。釣り仲間の間で、うわさが広がり
はじめたのは、1992年冬ごろ。黒点のあるスズキを大阪の釣り専門誌は
「ホシスズキ」と名付けた。三年後、魚類分類学の権威、京大の中坊教授が
全国から寄せられた300匹以上のスズキを生態的に分析した結果「新種では
ない」と断定する。朝鮮半島西岸から黄海、渤海(ぼっかい)、台湾、香港、
海南島の近海だけに生息するスズキと同種だった。中国では黒点のある
スズキと日本のスズキを区別していなかったため、三年後、中坊教授は
「タイリクスズキ」の標準和名をつけた。これがつい最近の事なんだ!日本
近海にいなかったタイリクスズキが、なぜ瀬戸内海に突然現われたのか?
中国産スズキは成長が早く養殖には持ってこいの魚だった。輸入業者が
韓国産スズキに代わって中国産スズキの稚魚を輸入し始めたのが1989年。
輸入された51cmの稚魚は1年で1kg以上になる。愛媛、香川、大分、広島の
4県で養殖したタイリクスズキは1997年度で550万匹に及ぶ。その稚魚や、
成魚が産卵した卵がいけすから海に流出した可能性が高い。台風で80万匹
が逃げ出したと、言う業者もいる。スズキとタイリクスズキの遺伝的形質
から両種は別種。両種が生息する朝鮮半島南西部では交雑の形跡がなく
「瀬戸内海での種のかくらんはない」と言う。がしかし、タイリクスズキは
冬季の水温が10度以下になる瀬戸内海や河口などの淡水域でも生活し、
スズキより生命力が強いのが特徴。今では瀬戸内海のほぼ全域でタイリク
スズキを見ることができ、網に入ったり釣り針に掛かるケースが増えている。

生態系への影響は未知数で、在来種駆逐の危険性も否定できない。と指摘
する声もある。